2006年12月30日土曜日

我が青春の『鉄コン筋クリート』


『鉄コン筋クリート』を新宿で鑑賞。帰省ラッシュも始まって都内に人は少ないかなぁ、ベスト10に入るような作品じゃないし、余裕で空いてるだろ、という考えが甘かった。結構早めに映画館に行ったにも関わらず長蛇の列。

みんな、考える事は同じなのね…

高校の頃、友人に松本大洋氏の作品を勧められて以来、『ストレート』~『青い春』~『ピンポン』といったメジャー作品や、コミック・キューというややマニアックな雑誌にのみ掲載された『ドラえもん』等々、穴が開くまで読み、独特の世界観に魅了されてきた。

で、今回のこの作品。映画化されるという噂を聞いて、期待に胸を膨らますこと5年以上。監督にコンピュータアニメーションの雄、マイケル・アリアスを向かえて(というか、森本晃司監督からバトンを受け継ぎ)難産の末の公開。

結論から言うと、『観る前に原作を読むことを強くお勧めする!!』
というのも、そもそも原作は一読してすんなり理解できる抽象度であるとは思っていない(というか、俺の頭が悪いのかも…)。シロとクロ、クロとイタチ、クロの葛藤、シロの感情、宝町の住人の葛藤をある程度踏まえて作品を鑑賞しないと、映画そのものを映像美のレベルの理解で留めてしまう恐れがあると思った。

それほど、原作未読者に優しい作品ではない。

で、原作既読者である私の感想は、『松本大洋の作品を、きっちりアニメ化してくれてありがとう!!』。今まで映画化された『ピンポン』『青い春』に全然満足していなかった私にとって、この映画は喉につっかえた骨が取れたような思い。忠実に原作に則りながら、アニメーションとしての映像美を付加する。『漫画をアニメーション化するってこういうことでしょ!!』と。監督であるマイケル・アリアスも随所で出演するくらい思い入れが強かったようで、その愛情が作品からビンビン感じられました。

(というか、私自身が漫画を映画化する際には、『原作を忠実に映像化すること』に重きをおいているということが、露に。監督特有の解釈は二の次になっているのか…監督特有の解釈と私の解釈が一致すると大満足、という構造だ、きっと。)

大画面・大音量で、『宝町で生活する人々』の感情を体験してみては。

その後『ろくもんや』@新宿南口でネギ焼きをたらふく食う。やっぱり丹波亭@新宿西口の方が好きだなぁ。

2006年12月28日木曜日

Fuckなシステムからの脱走


『裸足の1500マイル』を鑑賞。マイク5本モノ。オーストラリアの原住民であるアボリジニと、入植してきた白人の混血児が「白人化政策」の名の下に隔離され、数世代という時間をかけて白人化していき、アボリジニという民族を抹殺していくという、かつてのオーストラリアでの実話を元に作られた作品。

主人公の子供3人が隔離施設に強制収容され、耐え難い「白人化教育」を施される。程なくして脱走を行い、1500マイル(2400km)離れた故郷を徒歩で目指す(しかない)。1500マイルって言ったら、東京―サイパン間が2400km(1500マイル)。それを強い意志の下、90日で帰郷する。俺なら1年かけても歩けない自信がある。
何に一番グッときたか。それは「耐え難いシステムに命懸けで反抗する根性」と「途方も無い困難にも負けない行動力」。平易に言うと「強い意志」だけど、このレベルの「強い意志」なんざ、並大抵の「強さ」ではないよ。主人公の14歳という年齢を考えれば尚のこと。自分にまだまだ欠けている部分だと痛感している故、益々胸に響く。

「耐え難いシステムからの脱走」モノという意味では名作『ショーシャンクの空に』と同じ構造かも。こちらはもう少し頭使ってる感じだけど。

このテの作品に滅法弱いんだ、俺。

2006年12月26日火曜日

Taro Soul & Ken The 390@渋谷O-Nest

Taro SoulとKen The 390のライブ@渋谷O-Nestに行く。

前半1時間近くはSamurai Troopsのライヴ。彼らのライヴは数年前の新宿スポークン・ワーズ以来に鑑賞。PAの調子もイマイチだったようで、リリックがほとんど聞き取れず…あぁ、勿体ねぇ。

その後、二人の登場。もうね、同行したTも言ってましたが『金払って凹まされるってどんなだよっ!!』ってくらい良いライヴでした。さっきのPAの不調が嘘のようにリリックが聞き取れるのは当たり前。きっちりと練られた構成やら、アクシデント処理能力。更に特筆すべきはDJ Hotchi氏。タイトな仕事っぷりとFacing(顔)。ひょゆうでチケ代以上の内容でエンターテインしてもらいました。

Taro Soulの安比高原でのイベント『APPI JAZZY SPORT』も行きたいなぁ~。HIFANAも出るのね。

その後の大雨が流れ込む『竜の髭』にて、たらふく晩飯。注文から飯が出るまで早かったなぁ。

2006年12月25日月曜日

Rest in Peace, James Brown.


スピーカーを通じて、どんなにエネルギーをもらったことか。
慎んで、ご冥福をお祈り致します。

2006年12月21日木曜日

辞典を読む


『語源で覚える英単語飛躍増殖辞典(島岡丘編著)』
大学受験時、英語の偏差値だけは良かった。その頃は英語はパズルみたいに思ってて、複雑な構文を解きほぐしたり、単語の珍しい使い方とかを覚えるのが楽しかった。
構文を解きほぐすに当って、プラモデルに例えるなら、『文章は完成したプラモデル、単語・熟語・慣用表現はパーツ』と捉え、その『パーツ』をたくさん知っていると文章も簡単に読み下せると考えていたし、現にある程度読み下せていた。
暗記が死ぬほど苦手な私が『パーツ』を覚えるに当って、心がけていた事は当然『極力暗記を減らすこと』。となると、単語一つ一つの丸暗記は避け、接頭辞・接尾辞や語源等の知識を組み合わせて、自分で単語帳を作っていた。当時はそういった構成の英単語帳は見当たらなかったので。
(今考えると、よくこんなことシコシコやってたなぁ)
で、この本。
何が素晴らしいって、ギリシャ語やラテン語の語源に触れながら、単語を紹介していくという構成が素晴らしい。脳のメモリがKB(キロバイト)レベルの私の頭には、暗記量もグンと減るので嬉しい限り。

名前に『辞典』とありますが、読み物としても面白いです。暗記が苦手とお嘆きの貴兄に。

ちなみにこの本、初版が93年。俺の大学受験当時にもあったじゃん!俺のバカ!!

2006年12月14日木曜日

4日目、5日目、6日目@京都

4日目
倉敷の旅館で朝食を頂いて、すぐに京都に向かう。京都駅でたまたま京都に来ていた友人と会う。友人と別れ、伏見稲荷、清水寺、八坂神社を歩いて回り、待ち合わせをしていた後輩たちと会い、夕食。

その後、友人宅に転がり込み、近くのカラオケボックスにて発狂。
朝4時過ぎ就寝…(何してんだか…)。

5日目
(案の定)昼過ぎに起き、京都大学裏の吉田山へ。
思っていた以上に天気も回復し、登山途中で汗だく。
山頂付近にあるカフェ茂庵にて休憩。


注文した柚子ソーダが最高に美味。汗だくの体に冷たい甘いもんは効く。

ここは非常に落ち着いた雰囲気のカフェで眺望も抜群。
カフェは18時で閉まるようですが、夜に入る機会があれば、最高な夜景が観られると思います。
その後、嵐山で開催されている『嵐山花灯路』へ。


随所にライトアップが施された素敵空間。金曜日の18時前後で結構な人がいたので、土日ともなれば…。
三条京阪に戻って夕食し、解散。
これまた泥のように寝る。

6日目
といっても昼過ぎに起きて、関西のテレビ番組(というか、やしきたかじん)を楽しむ。
その後、京都駅でNumber(バルサ特集)を買い、新幹線で帰宅。

全てが最高な旅行でした、同行したメンバー全員が独り身であることを除けばな!!(男2、女1)

2006年12月13日水曜日

3日目@直島、倉敷

荒れ模様の天気の中、まだ観ていなかったNaoshima Standard 2の作品を鑑賞し、生協横にある地元の方お勧めのうどん屋で昼食。

その後、直島を離れ宇野港へ入港し、倉敷へ移動。到着した時間も遅かったため、夜の美観地区を巡り就寝。

上の写真は鶴形山公園@倉敷の山頂より。

2006年12月11日月曜日

1日目、2日目@直島


初日夕刻、高松港よりフェリーにて直島に到着。
地元の方に食事に招かれ(逆ナンされた)夕食を頂きながら、直島の歴史についていろいろなお話を伺う。

翌朝10時ごろ、つつじ荘を出発し海岸を散策しながら地中美術館 、Naoshima Standard 2、家プロジェクト、ベネッセ美術館を鑑賞。平日で天気も曇りだったためか、人はほとんどいず落ち着いた様子(スタッフの方も、冬のこの時期の火曜日の朝から島を回ることをお勧めしてました)。
個人的なハイライトは『地中美術館』。
ただ作品が展示されている美術館と異なり、作品と作品が配置されている空間が一体となって我々に訴えかけている(気がする)。体感型(体験型?)美術館ということもあり、感動も一入だったかも。いやぁ、素晴らしかった。(ケーキも美味しかった!コーヒーは薄かった…)
さらに、家プロジェクトを鑑賞中に行った「南寺」という作品。

建物は安藤忠雄氏によるもので、中にJames Turrell氏の作品「Backside of the Moon」がある。この作品は真っ暗な空間で佇んで、目が暗闇に慣れだすと作品がぼんやりと見えてくるというもの。本当に真っ暗で目の前に手をかざしても手が見えないくらい真っ暗。その空間の中で絶妙な光量で空間を演出。
地中美術館のJames Turrell氏の作品にもヤラれた後だったので、このJames Turrellという芸術家に興味が湧き作品集諸々を購入。見事にお金使っちゃいました。
(いや、でも凄いよ。ホント、お勧め。)


初日と同じ地元の方に夕食を(たんまり)ご馳走になり、泥のように寝る。

2006年12月10日日曜日

うぉぉおおおおおおおおお!!


"Frozen Exlosion "Frozen Explosion""
我が愛しの"B Boy Record"クラシック、"Frozen Explosion"がCDで再発される模様!!
(明日発売)

いい仕事してます、Traffic Ent.。

2006年12月4日月曜日

Sport "G" and Mastermind


(Side-A)
A-1 : Live (Harvey's Voc. Mix)
A-2 : Live (Laid Back Voc. Mix)

(Side-B)
B-1 : Live (Inst. Mix)

両面共に"Mixed By: H. Frierson and Paul C."。スタジオは不明。

2006年11月26日日曜日

Double Delight & D.J. Slice


(Side-A)
A-1:Party Jump
A-2:Leave Me This Way

(Side-B)
B-1:Party Jump(Inst.)
B-2:Leave Me This Way(Inst.)

両面とも"Engineered & Mixed By Paul C. 1212"。つーことは、スタヂオは御馴染み"1212 Studio"?

2006年11月19日日曜日

"in BUSINESS" (3回目)


外国人も多かったフロアを揺らすDJ JIN。

アドレナリン出っ放しのOsaka Monourail。

Kurodaさんの魔法の箱。
JINさんのかけるJazzの時間が印象的だったなぁ…。
初めて東京カリ~番長のカリ~も2種類頂きましたが、これも最高に美味。
いや~、最高なイベントです(改めて)。

2006年10月17日火曜日

ふ、風船かよ?!


『エアポート '77 バミューダからの脱出』
テレビ朝日の深夜やテレビ東京の昼間の映画は、たま~にナイスチョイスな映画をやってくれる。映画版ゴルゴとか、"Super Fly"とか…。で、月曜日、テレビ欄をたまたま見ていたら、やるじゃないですか、「エアポート '77」!!
こいつを録画しておいて、翌日朝食を取りながら鑑賞。
もうね、サイコーです。バカ映画です。
30年近く前のパニック映画ですが、普通に手に汗かいちゃいましたよ(バカ)。

主演のジャック・レモンもカコイイ!!
でも、エンディングで、
"The incident portrayed in this film is fictional ; the rescue capabilities utilized by the Navy are real"
と字幕がでる当り、アメリカイズム満点で萎えました。
このシリーズ、制覇しようかしら。

2006年10月8日日曜日

鼻息臭いシマウマ


那須サファリパークにて。

ホワイト・ライオン、白くなかった…

2006年10月3日火曜日

Rappers on A Mission


(Side-A)
A-1 : S. O. L. O (Vocal)

(Side-B)
B-1 : S. O. L. O (Instrumental)

両面共に"Engineer & Mixed by Paul C"。スタジオも1212(正確に記述すると"12-12 Studio")。(おそらく)New Yorkのレーベル(電話番号の市外局番から推測)。更に言うと、1212 Studioの電話番号も載ってます。イタ電…。

2006年9月17日日曜日

体温を感じる戦争映画


後輩Tに誘われて、映画『蟻の兵隊』を渋谷にて鑑賞.
この映画のあらすじは以下の通り.
今も体内に残る無数の砲弾の破片。それは“戦後も戦った日本兵”という苦い記憶を 奥村 和一 ( おくむら・ わいち ) (80)に突き付ける。
  かつて奥村が所属した部隊は、第2次世界大戦後も中国に残留し、中国の内戦を戦った。しかし、長い抑留生活を経て帰国した彼らを待っていたのは逃亡兵の扱いだった。世界の戦争史上類を見ないこの“売軍行為”を、日本政府は兵士たちが志願して勝手に戦争をつづけたと見なし黙殺したのだ。
 「自分たちは、なぜ残留させられたのか?」真実を明らかにするために中国に向かった奥村に、心の中に閉じ込めてきたもう一つの記憶がよみがえる。終戦間近の昭和20年、奥村は“初年兵教育”の名の下に罪のない中国人を刺殺するよう命じられていた。やがて奥村の執念が戦後60年を過ぎて驚くべき残留の真相と戦争の実態を暴いていく。
 これは、自身戦争の被害者でもあり加害者でもある奥村が、“日本軍山西省残留問題”の真相を解明しようと孤軍奮闘する姿を追った世界初のドキュメンタリーである。
』(公式HPより転載)

何故、裁判所は証拠を無視するのか?
奥村氏達の熱意と国家の怠慢のコントラストが悲しい程に鮮明な映画でした.必見.

"in BUSINESS" (2回目)

こちとら慢性運動不足なもうすぐ30。(そら太りますよ。)
にも関わらず、エイジア滞在時間中の9割近くはフロアでお楽しみ。
脚とかパンパンですよ、ホント。

『でぃいじぇ、じぇあいえぇん。止まらないターンテーブルのかいてぇん』

『OSAKA MONAURAIL』

『朝方、ソウルのシャワーを降らせる黒田さんと仁さんのBack2Back』
相変わらずムロさんも45をガシガシの2枚使い。(Charmels"As Long As I've Got You"の2枚使いには痺れた)

ああ、楽しかった。
(未だカレーは食えず…というかどこで売ってんの?)

次は11月18日、今年最後の『In Business』か!!

(追記)
そういえば、この日、MAMA TARTE@代官山行ってタルト食いながらビール飲んで、"Smile Village"@Enjoy Houseでは気持悪くなるくらいビール飲んで、独り山頭火で辛味噌ラーメン食って、"In Business"でまたビールでしょ…そら太るわ。
以後自制します。

2006年8月27日日曜日

45の片付け(その1)

部屋にむき出しで積み上がっていた45を片付けて整理しようと、池袋ユニオンに箱を買いに行く。と、店内のレイアウトは様変わり。圧倒的にレコードの量が減少していた。とくにロックやテクノのコーナーの壊滅ぶりは物凄く、もう期待はできない感じ。うぅ…

で、「レコードの片付け」→「レコード大試聴大会」となるのはお約束。
独りで盛り上がってた8月最後の日曜日。
The Pacesetters "Lovin'"
夏らしい一枚。45only(だったような…)。freesoulって言うな。








Burning Cities "Spoons"
デトロイトの白人ロックバンド(だったような…)。途中のブレイクでホーンが重なってくるところにグッと、グググッとくる緩めのフォンク。ギターもWahWah言うとりますが、お時間です。左様なら。

2006年8月25日金曜日

夏休みだもんね。

義務教育なお子様たちはもうすぐ始業式だけど、私、後期は10月からだし。いいじゃん、休んだって。CD聞いたり、映画観たり、本読んだり、研究室に行ったり、論文読んだり、先行研究調査したり…そういえば、今年最初の花火は野郎20人くらいと「ウガーーーーーーッ!!」とか言いながら半ばヤケクソになったっけ。

まだ夏らしい夏は私には訪れていないようです。あ、バーベキュー2回やったか。

『J Dilla "The Shining"』
ひとたび車のCDプレイヤーに挿入すれば、もうそこは潜水艇。あぁあぁあぁあぁ、ぎぃもぉぢぃいぃ~(扇風機に向かって話しかけるイメージで)。
特に"Won't Do"。水深数千メートルにブクブクブクブク…。

続く"Jay Loves Japan"もどんなものになるのか…。
というか飲酒運転に激太りと「わかってらっしゃる」話題に事欠かないD'angeloの近況も伺えて良かった良かった(6曲目"So Far To Go"にて)。


『機動警察パトレイバー2 the Movie』
小学生の頃、夢中になって読み漁っていた「機動警察パトレイバー」の劇場版第2作目(1993年の作品)。この作品を封切り当時に観ていたら、この映画の素晴らしさに気付けいただろうか。レイバーたちのチャンバラを期待して映画館に足を運び、その期待を裏切られガッカリと帰途に着いていたに違いない。

しかし、2006年の今の時点でこの作品を観ると、実に示唆に富んでいることが分かる。それくらい普遍的なテーマを扱っていたことに気付かされる。特にハッとさせられたのは「戦争と平和」に関して。

作品中、「正義の戦争」と「不正義の平和」という二つの選択肢を与えられ、前者を否定し、後者を選択する。権力は腐敗する。それは常だ。結果的に「不正義の平和」になることもままあるだろう。しかし、真の意味で選択肢は2つしかないわけではないはずだ。正義でも不正義でもない「平和」とは何なのか。61回目の終戦記念日から10日が経った今日、もう一度(ぼんやりと)考えてみるとするか。


『Terminal』スティーブン・スピルバーグ監督、2004年の作品。なんとなくダラ観。

もうファンタジーの世界。舞台設定、登場人物のキャラクター等、非日常過ぎるっ。でも、暖まります、心が。

これたぶん、映画館に恋人と観に行ったら、その夜は盛り上がっちゃうんじゃないの、と(うっかり)想像をめぐらせる20云歳、独り身の夏。

あぁ~、夏だねぇ。

2006年8月24日木曜日

丹波亭@新宿


天気が良かったら海に行こうかなぁ、と思ってたんですが、ビミョ~な曇り空。遊ぶ気満点故、研究も上の空。

よし、めしだ、めし!!

何食うよ?

ネギ焼き食いたくね?

ということで新宿の『丹波亭』に行って来ました。場所はuniversoundsの向かい、東京麺通団を素通りしてまっすぐ進みます。程なくサンクスが見えてくるので、その左手前にあります。ピークタイムを避けて21時くらいに行ったのですが、満員。携帯に連絡します、とのことなので15分くらい時間潰してから入店。

スジポンズに始まり、じゃこやっこ、山芋の鉄板焼、ネギ焼き(すじ)、ネギ焼き(東山四条)、ホタテとアスパラのバターソテー、そしてエビスビール。

もうね、どれもこれも美味いんですよ。料理が出てくるタイミングもバッチリ。
そらね、ビールも進みますよ。

一見すると注文した品数は少なかったけれど、もう満腹満腹。
これで二人で飲んで食ってで7000円。安い!

これからの戦略としては、universoundsに行く前にお店に行って待ちリストに記名して、universoundsで一掘り終えたら丹波亭へ、という流れで行こうかと。

2006年8月22日火曜日

九段一茶庵@九段下


う~ん、蕎麦食いたい、と思ってウロチョロしてたら、趣のある店構え。九段下駅から数分の蕎麦屋「九段一茶庵」に遭遇。13時過ぎだったのでサクッと入店。

一茶庵せいろの大盛りを注文。
蕎麦の香りはしないけど、コシは強い。のど越しも良い。そばつゆは醤油の印象が強いかな。
なんだかんだ言ってもきちんとした御蕎麦を出す御店でした。今度は鴨せいろでも食べに行こうっと。

ちなみに、今のところの御蕎麦屋俺ランキング1位は「三稜(尾山台)」かな。

2006年8月20日日曜日

スピードと精確性

『仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法 (内田和成著)』
ここ最近、何かを解析する際の私なりの行動パターンとしては『可能な限りのデータ収集→データ解析→仮説構築→仮説検証(シミュレーション手法による)→検証結果の考察→仮説の評価・改善→改善に必要なデータ収集』という流れだったと思う。多少時間はかかるが、その分丁寧な仕事ができると考える。

しかし、ボストン・コンサルティング・グループのシニア・ヴァイス・プレジデントである筆者は『ざっくりとデータ収集したら、仮説を構築・検証しろ。仮説の検証に必要なデータを集めろ』と主張する。「データ」よりも「仮説」に、「丁寧さ」よりも「スピード」に比重を置いている。(もちろん、「乱暴で良い」とは言っていない)

先日、podcast「伊藤洋一のビジネストレンド」を聞いていたら、ゲスト出演していたIBMビジネスコンサルティングサービスの常務取締役で戦略コンサルティングの金巻龍一氏がこんなことを言っていた。

「経営戦略の寿命は2.5年くらいだと我々は試算している。」

つまり、ビジネスの世界では経営戦略の寿命が昔に比べて短くなってきているのである。そんな世界で戦略コンサルタントとしてサービスを供給するには「スピード感」が益々求められるようである。


「インプット(データ収集・解析)よりも素早いアウトプット(仮説の提唱)を。そして、アウトプットを淘汰していくことで精度を上げよ。」


象牙の塔の中にいて、ビジネスの世界よりも比較的時間の流れが緩やかでインプット過多かも知れない今の自分には、実に耳の痛い内容でした。

2006年8月18日金曜日

白えび亭@富山駅


出張で富山へ。「富山に行ったら魚介類を食え!」と言われたので、富山駅に着いて早々、駅ビル3階にある「白えび亭」へ。名物「白エビ」を使った「白エビ・カニ天丼」と「白エビの刺身」を注文。

甘エビの甘ったるさが苦手な私には、程よい甘さとさっぱり感。美味しい。富山に来たら、また来ます。(というか他に行くところを知らない…)

ちなみに、この2点で2050円。高っ!!


週末の昼間、駅前なのにほとんど人がいない…

2006年7月24日月曜日

WahWah@Room

WahWahにお邪魔しました。誕生日明けということで調子にのってショットを打ち込んでみたところ、あえなくベロベロ。何しゃべったかぁ、全く、完全に、覚えておりません。ただ何かのキッカケでフランスから来日中のJazzamarさんと仲良くなりました。曰く「俺、ジダンとマブなんだぜ。証拠写真もあるぜよ。」ということなので、「フランスに遊びに行ったときにはお邪魔させてくださいね。」と申し出たところ快諾して頂きました(律儀にメアドとご自宅の電話番号まで教えてくれました)。ちなみにJazzamarさんはパリ・サンジェルマンのファンだということです。これは行くしかない。

で、帰りはお馴染「同心房」にて「黒ゴマタンタン麺」を注文。

今考えるとあの酔った状態で良く食えたなぁ。




今日は朝から二日酔いです…

2006年7月23日日曜日

Great Dane (?)

Great Dane
(Side-A)
A-1 : Coolest of The Cool
A-2 : Coolest of The Cool Inst.
Great Dane
(Side-B)
B-1 : Puerto Rican Girl
B-2 : P. R. Girl Inst.

両面共にEngineerとしてPaul Cee名義で参加。スタジオも1212。というかですね、この皿、アーティスト名がハッキリしません。"Great Dane - Ski the Jacksonian"て、どゆこと?Great Daneでいいのかな…

2006年7月18日火曜日

Standing on The Moon


今から3,4年くらい前にKOR-1とShorgeのミックステープ"Melting Wax"を聞いたとき、KOR-1サイドは『跳ねるようなドラム』や『スクラッチ』、『カットイン』が散りばめられていた印象があった(一方のShorgeは、今のWahWah@Roomにも繋がるようなRare Groove愛を滲ませていたと思う)。「静」と「動」でいうと、「動」なイメージ。で、今回の"Standing on The Moon"は「静」な印象を感じた。というか、淡々と寡黙に音源を紡いでいくイメージ。"Selected"とわざわざクレジットに記す程の審美眼(というか選曲耳?)もキチンとパッケージングされている。特別にレアな曲が入っているわけではない。ほとんどの曲はKOR-1が新譜として買ったものばかりであろう。そういった楽曲群をミックスして1時間近い「エンターテインメント」に昇華する辺り、流石です。これで1260円は安いかな(池袋ユニオンにて)。こういう作品、定期的に聞きたいなぁ…。
お求めはこちらまで。

2006年7月16日日曜日

"In Business"

いつかの火災以降、初のエイジア。火災といっても小火程度だったのでしょうか。建物の基本構造は昔と変わらず。階下のバースペースとか記憶に無いんですが…ありましたっけ?

ま、それはおいといて。

"In Business"(初回)

個人的な都合で3時半頃までしかいられなかったので、タイムテーブル的に『昇り龍』なKurodaさん→Osaka Monaurailという時間を満喫することが出来ませんでしたが(無念。Kurodaさん、すいませんでした。)、超楽しかったです。

寂しがりや故、バーの近くで与太話に華を咲かすことの多い私ですが、
この夜ばかりは独りでダンスフロアでクネクネ(きもい)。

写真中央に微かに見えるは、Muroさん。(この夜は95%くらい7インチのみでクイックミックスや2枚使い…シビレタ)

東京カリー番長の出店の場所が分からず…カリーも食えず…残念。
次回は心置きなく満喫するぞ。

奇数月の第3土曜日開催の"In Business"。次回は9月16日の予定。ドンミシッ!!

2006年7月13日木曜日

中国家常菜 同心房(板橋)

2ヶ月放置していた髪の毛と、黄ばんで使い物にならなくなったポケットチーフを買う、といういつでも処理できるミッションを抱えて9時起床。(朝5時就寝。良く起きられたなぁ)髪を切って池袋でお買い物。ついでにRecofanでCut Chemist "The Audience's Listening"を買おうと思い、探すも見つからず。この蒸し暑さ故、TOWERにもHMVにも向かう気力は湧かず。(UNIONに行けばよかった…)。あ、KOR-1のMix CDも売ってたかもね、UNIONで。ミスったぁ。

帰り道、フラッと地元板橋駅前の中国家常菜『同心房』に立ち寄る。
初めての入店。驚きはメニューの豊富さと安さ。地元で友人と飲むときはココ、いいかも。(って、地元の友人はほとんどいない。正確に言うとみんな結婚とか就職とかして巣立っていったのでした…嗚呼)
で、このクソ暑い中担々麺を注文。なかなか美味しい。ということは、他のメニューも期待できるかも。でも担々麺の中毒性という意味では、中仙道の反対側にある四川料理『栄児家庭料理』の(殺人級に花山椒ののった)担々麺の方が上。ていうか、近日中に食べに行こうっと。
(ちなみに、『同心房』のオススメは「黒ゴマ担々麺」だそうです)



『スティーヴィー・ワンダー―ある天才の伝説』昨日から読み始めて今日現在(P.42まで読んだ)、まだスティーヴィーの筆おろし相手が誰か、という件が一番の興奮スポットだった自分が恥ずかしい。

今日は父親の60回目の誕生日。
さ、お祝いの準備準備…

2006年7月12日水曜日

Trio Connection

Trio Connection
(Side-A)
A-1 : Mystery Girl (Vocal)
A-2 : Mystery Gril (Dub)
Trio Connection
(Side-B)
B-1 : Keep on Dancin' (Vocal)
B-2 : Keep on Dancin' (Dub)

Side-BのArrangeとProduceにPaul Cの名が。勿論、ミックスは1212スタジオ。
Side-Aの"Girl"と"Gril"の違いの真相とは?!

ロシア出張記

6月下旬から7月上旬まで、2週間ほどロシアはサンクト・ペテルブルグに行って来ました。

これまた、サンクト・ペテルブルグに着くまでが難儀。
生まれて初めてビジネス・ビザなるものをロシア大使館に取りに行くことも面倒くさい(けど面白い)。
アエロ・フロートの飛行機も気密性が悪いためか、飛行機の中が寒い寒い。
モスクワでのトランジットもスムースとは対極をなすもの。
荷物検査も靴まで脱いで行う。

信用されてね~

って、よく考えてみたら、7月中旬にサミットがサンクト・ペテルブルグで開催されるんだった。
そらぁ、厳戒態勢ですよ。
実際の用事は7月上旬からだったものの、ホテルも飛行機も満席だったため、少し早めの入国。
サンクト・ペテルブルグの目抜き通り、ネフスキー通りにホテルを陣取る。
この時期、市内の気候は「日差しは暑く、日陰は寒い」良く分からない感じ。
半袖短パンの人もいれば、ダウンを羽織る人もいる。 夜も長袖一枚で対応が可。
白夜故、夜中でも明るいですがそんなに寒くない。

まずは市内観光。
エルミタージュ美術館、血の上の教会、ペトロパヴロフスク要塞、ロシア美術館等を回る。

市内を走る車のボロいこと、ボロいこと。
市内を歩く女性達の美しいこと、美しいこと。シャラポア級の美しさとナイスバディを兼ね備えた女性達。

ナニコノクニ?

その後、
ストロガノフ宮殿で、本家「ビーフ・ストロガノフ」を頂く。

細切りの牛肉とホワイトソース(?)とマッシュトポテトに香草を振り掛ける。
明らかに日本の「ビーフ・ストロガノフ」と違う。なかなか美味。

他の日に食べた食事も、炭水化物と肉と揚げ物系とパワフルなものが多い。
(故に、ガタイのいい人が多い、男女問わず)

総じて、
「仕事で来るならまだ良いけど、旅行で来るならイマイチな街」
という印象。英語も通じないし。

貴重な経験でした。