2007年11月28日水曜日

Sunny,

Sunny, yesterday my life was filled with rain.
Sunny, you smiled at me and really eased the pain.
The dark days are gone, and the bright days are here,
My sunny one shines so sincere.
Sunny one so true, I love you.




じゃなくって、千葉真一改め、J.J. Sunnyの「空手バカ一代」がWOWOWで放映されていたので、録画して鑑賞(画像は原作の漫画)。

もう、のっけから「百人組手(クラシック!)」。そして、大山倍達の世渡り下手、っていうかそれ以下の優しさと近視眼的行動の数々(曲がったことが大嫌い!)。その行動が事態をどんどん悪化させているが、本人はあまり気づいていない。たぶん、本人の懐がとことん広いんでしょう。映画の最後は、関根勤氏のモノマネでおなじみの「型」で〆。
「力を伴わない正義は無力であり、正義を伴わない力は暴力である」というパンチラインも。

最高のボンクラ映画です。
(若かりし頃の夏樹陽子、超綺麗。)

ということで今週金曜日はSEARCHINGこっちのSunnyを聞きたいです。

2007年11月27日火曜日

ヘビロとヘビロテ

「繰り返して何度も聴く」ことを「ヘビーローテーション」ていうじゃないですか。
私、略して「ヘビロ」というのですが、「ヘビロテ」という人もいるんですね。
言いにくくない?ヘビロテって。

そんな最近(でもないかも)の2枚。

『ラブシック』マボロシ
竹内さんのラップも上手くなってるし、坂間さん(祝、お子さん生誕)の二の線ラップも凄い。こりゃあ、ライヴに野郎独りでは行きにくくなることこの上ない。
私、"Mr. Yesterday"と"HARDCORE HIPHOP STAR pt2"が好きです。
"Mr. Yesterday"はサザンの"MISS BRAND-NEW DAY"へのアンサーソングか。(たぶん違う)


『Perseverance』Percee P
比較的シンプルなトラックだから、このおっさんの一息が長いド渋ラップが映える映える。
トラックのヴァリエーションも豊富。ゲストアーティストも渋い。
「ラップ」のアルバム聴いたわ~って感じです。
個人的に"The Man to Praise"がお気に入り。



1,2ヶ月前のリリース・ラッシュ、質・量ともに死ぬかと思いました。

2007年11月24日土曜日

ライヴアクト

なのるなもないDEJIのライヴがあるのを知り、新宿MARZへ。


DEJI、ゲロンダマイク。


なのるなもない、ゲロンダマイク。KOR-1、ドロップダビーッ。

この日のイベント「PRETTY WOMAN」は32名のMCによるMCバトルがメイン。この日が初舞台というMCから、詩人まで幅広い層が出演。DEJIが敗退するまで観戦。
その後、breakthrough annex@Harlem(祝!カレー復活!)へ。ゆっくりと金曜夜の時間を過ごし、少し早めに帰宅。録画しておいたタモリ倶楽部を観て就寝。

12月8日にDEJIのアルバム「Heavy Weight Tanks」が発売され、なのるなもないも制作活動に勤しんでいる模様(新曲聴きたい)。ワクワク。

2007年11月20日火曜日

改めて「金融工学」に触れる。

久しぶりに金融工学の知識を呼び覚ましたいと思い、日本における金融工学の大家、今野先生の本をチョイス。

『金融工学の挑戦 テクノコマース化するビジネス』今野浩著 中公新書(2000年)
初版からだいぶ時間が経ってしまったけど、今読み返してみると非常に読みやすく、金融工学の(いや、理財工学の)歴史を体系立てて整理されていました。院生時代に金融工学をかじった身である私としては、金融工学を勉強する前に読んでおくべき本だったかもしれません(反省)。そして、私が初めて「金融工学」という科目を履修したときの先生は二宮先生で、著者である今野先生と非常に縁のある方だったいう事実…きちんと歴史も学ぶ必要がありました(猛省)。

二宮先生の授業、非常に判りやすかったんだよなぁ。
二宮先生の授業中の発言で印象深かったのは、「今、巷にあふれている金融商品のほとんどには、とんでもないリスクが埋め込まれていて、それが何も無いかのように平然と売られている」と、投資ブームに警鐘を鳴らす趣旨の発言でした。
で、この本に戻ると、
『外国の金融機関が狙っているのは、ひとえに、わが国の国民が戦後50年間の努力によって蓄えた1200兆円の個人資産であって、彼らには日本の産業の発展を支えるという発想は乏しいのである。短期的収益を重視する米国の金融機関が、日本市場で日本の将来を考えた活動を行ってくれる保証はないのである』(17頁より引用)
『これからインターネット株取引を始めようとしている人たちに、数年前に玄人たちが、"最近の株式市場は、玄人たちの取引ばかりで全くうまみがなくなった。いつになったら個人投資家は戻ってくるのだろう"、とボヤいていたという事実をお伝えしておこう。』(168頁より引用)
と倫理観あふれるコメント。信頼を寄せてしまいます。
君子じゃないけど、危うきに近寄らずですな。自己責任の範囲で。
金融工学、復習しようかなぁ。

2007年11月18日日曜日

Vinylというメディア

テープだって、ヴァイナルだって、CDだって、DVDだって、HDDだって、情報を記録しておくメディアでしかないわけで。一番重要なのは、そのメディアに記録されている情報なのではないだろうか。

音楽にしても、そんな気がする。
(確かに、ジャケットやパッケージもアーティストを彩る意味で、重要でしょう)
ただ、そのメディアが何であるかは、そんなに問題なんだろうか。
テープでしか存在しない音源、ヴァイナルでしか存在しない音源、CDでしか存在しない音源…いろいろあるでしょう。
でも、一音楽リスナーとして興味があるのは、そのメディアの種類ではなく、そこに記録されている音楽なわけですよ。
で、そのメディアが扱いやすいものならば、尚ベター、ってなもん。(さようならCCCD)

「デジタル音源よりもアナログ音源の方が音が良いんだよ。」って声もあるでしょう。
でも、音楽生活のほとんどをiPodで過ごしている私にとって、そんなに高音質な再生環境かというと正直怪しいし、家のオーディオ環境もそんなに良い音が出ているかというと、まだまだ改善の余地がある。

まとめると、そんなにヴァイナルに対する熱狂っぷりは無いのかも、俺は。

ヴァイナルに並々ならぬ愛情を注ぐ掘り師達の吐露を見ていると、少し引いている自分がいた。(Egonの話は少し納得。やっぱり同世代w)
『DEEP CRATES - The Art Of Beat Diggin'』
名だたるHipHopプロデューサー達が、ヴァイナルに対する愛情をぶちまけてます。
「あのネタ使いは俺がオリジナルだ」とか「俺はいつもどこで掘ってた」とか(ある種どうでもいい、でも)非常に熱いコメントを記録したドキュメンタリー作品です。
第2弾『Deep Crates 2』も出ていますが、リージョンコードの壁により日本では見られないかも。



個人的には、これを見るよりもこの本の方が健康的な気がする。

『GROOVE AUTUMN 2007』リットーミュージック
一番印象的だったのは、Cut Chemistのコメント。
少し引用してみます。
Cut Chemist曰く、『ある意味で、レコードを買わなくなる傾向は正しい。理由はいろいろあるよ。まず、レコードを製造することは地球環境に悪い。だから、レコードの製造はいつかやめないといけないと思うんだ。ボール紙、バイナル、CD、DVD、などの製造はいつかやめるべきだし、ソフトウェアはすべてシェアされるべきだと思う。デジタルで音楽が共有されるのは正しい方向性だと思うんだ。レコードは場所をとるし、ユーザーフレンドリーではない。これはもちろん"一般大衆にとっては"という話だけどね。』(28頁より引用)
未来志向で、非常に前向きな考えだと思います。

また、個人的にはTheo Parishのコメントに叱られている気がします。
曰く、『"今でもレコードを買うよ"というだけじゃ不十分だ。それをプレイしろよ!プレイしなきゃ意味がない。買うだけじゃだめさ。それはアートコレクターと同じだ。どれだけ家にいい絵を持っていたって、それを他人に見せてあげなければ持っている価値が無い。』(36頁より引用)

音楽の記録媒体にフラットな価値観を持つCut Chemistと、あくまでVinylに拘るTheo Parish(とDeep Cratesにご出演の多数の方々)。
このコントラストが非常に印象的な昨今です。

Family Four"Rap Attack"のオリジナル、ほ、欲しい~>Cut Chemist殿

2007年11月15日木曜日

なんですよね、暦の上では。
屋内作業が多いもんで、気分転換にCAFE SPEIRAへ。
銀杏もそろそろ色付いているだろう、と。


(脳内イメージ)

到着して愕然。
まだ、全然緑だよっ!(そろそろ見ごろ時期なんですけど…)
CAFE SPEIRAも貸切パーティだよっ!

てことで、手前のSELANに変更。
待ち人、到着。しばしの猥談。
木枯らし吹く銀杏並木沿いのオサレキャフェのテラス席も、あっちゅう間にファミレス化(ドリンクバー付)。
以後、気をつけます(嘘)。

丹波産黒豆のティラミスとバニララテ、うまかったなぁ。

2007年11月14日水曜日

嗚呼

派遣自衛官の自殺16人=対テロ、イラク支援で-政府答弁書(時事通信)
『政府は13日午前に閣議決定した答弁書で、テロ対策特別措置法とイラク復興支援特別措置法に基づいて派遣された自衛隊員計16人が在職中に自殺したことを明らかにした。
 内訳は海自8人、陸自7人、空自1人。照屋寛徳氏(社民)の質問主意書に対する答弁書で、「派遣と隊員の死亡との関係は、一概には言えない。退職後に精神疾患になった者や自殺した者の数は、把握していない」としている。自殺が派遣中か帰還後かなど詳細は不明。』

海外派遣の自衛隊員、在職中に16人が自殺(産経新聞)
『インド洋やイラクなどへの海外派遣任務に就いた延べ約1万9700人の自衛隊員のうち、16人が在職中に自殺していたことが13日、政府が閣議決定した答弁書で明らかになった。社民党の照屋寛徳氏の質問主意書に対する回答。
 答弁書によると、テロ対策特別措置法に基づきインド洋に派遣された海自隊員は約6年間で延べ約1万900人。イラク復興支援特別措置法に基づく陸、海、空自隊員の派遣人数は約4年間で延べ約8800人に上る。
 このうち在職中の死亡者は計35人で、内訳は海自20人、陸自14人、空自1人。うち自殺者は海自8人、陸自7人、空自1人で、それ以外は病死が計7人、事故死・死因不明が計12人。派遣と死亡の因果関係は「一概には申し上げられない」としている。』

インド洋・イラク派遣のうち16人…政府答弁(毎日新聞)
『政府は13日に閣議決定した答弁書で、テロ対策特措法とイラク復興特措法に基づきインド洋とイラクに派遣した自衛隊員のうち、計16人が自殺したことを明らかにした。派遣した延べ1万9700人の0.08%。単純比較はできないが、昨年度の全隊員に占める自殺者の割合0.03%を上回っている。防衛省は「派遣と死亡との関係について一概には言えない」としている。照屋寛徳衆院議員(社民)の質問主意書に答えた。』

一方で、この問題。

守屋前次官、随意契約見直し認識 ミライズ便宜供与か(産経ニュース)

この「0.05%の差」をどう解釈しよう。
データとして上回っているのは事実。他に上回っているケースはないのだろうか。
何にせよ、(まさに)命がけで仕事してるのに、所属する組織のトップがこの始末だったら、やりきれないよ。
倫理なき文民による統制。

2007年11月13日火曜日

とろける年末

Dweleの来日@ブルーノート東京と、Frank McCombの来日@Cotton Club
Dweleのチケット代、「クリスマスは青山で素敵な音楽とディナーを」とか言う、ラグジュアリー丸出しとはいえ、高過ぎです。貧民よ、立ち上がれ。

<DWELE>
12/20thu.-12/21fri.
7:00p.m.&9:30p.m. ※12/22sat.-12/25tue.はShowtimes: 1st(open 5:00pm , start 6:30pm) & 2nd(open 8:00pm, start 9:30pm)
●自由席:¥8,400(税込)
●センターボックス(4名席):お1人様¥11,550(税込)
●アリーナボックス(2名席):お1人様¥10,500(税込)※2組ご相席
●サイドボックス(2名席):お1人様¥10,500(税込)※2組ご相席

12/22sat.-12/25tue.グラス・シャンパン+クリスマス・ディナー付
●自由席:¥21,000(税サ込)
●センターボックス(4名席):お1人様¥24,000(税サ込)
●アリーナボックス(2名席):お1人様¥23,000(税サ込)
●サイドボックス(2名席):お1人様¥23,000(税サ込)
*表示価格はすべて、ミュージック・チャージ+ グラス・シャンパン+クリスマス・ディナーの料金となります。
*12/25 tue.はミュージック・チャージ¥8,400(税込)のみでご利用が可能です。(ディナー別/テーブル席のみ/電話予約のみ)

申し合わせたかのように、センターボックス(4名席)は既に全公演売り切れです。


<Frank McCOMB>

12/27thu.-12/30sun.
Showtimes : 7:00pm & 9:30pm ※12.30.sunのみshowtimes : 5:00pm & 8:00pm
●自由席/テーブル席:¥6,300(税込)
●指定席/BOX A (4名席) : お1人様¥8,400
●指定席/BOX B (2名席) : お1人様¥7,350
●指定席/BOX S (2名席) : お1人様¥7,875
●指定席/SEAT C (2名席) : お1人様¥7,350


Frank McComb - Ribbon in the sky (stevie wonder tribute)

い、行きたい…。

2007年11月9日金曜日

久しぶりの全員集合

この日は当Production主催の結婚パーティ@新富寿司でした。新郎新婦共に喜んでいただけたようで、ホント何よりです。
話題の大半が下ネタであることは、不変でいきたいと思います。

しっかし、社長の料理はホント美味しいなぁ…。

2007年11月2日金曜日

「守られるべき権利」と「許されるべき利用」

iTunes Music StoreやAmazonでのDRMフリー音源配信に関するニュースを見るにつけ、著作権の概念や音楽ビジネスに非常に大きな影響を与えるんだろうなぁ、とワクワクしております。

で、基礎教養として著作権そのものに関する知識の足りなさを感じていたので、この本をチョイス。

『著作権とは何か 文化と創造のゆくえ』福井健策著 集英社新書(2005年)
前半は著作権を法律的に分かりやすく解説。さまざまな具体例(『ロミオとジュリエット』と『ウェスト・サイド物語』、『ジャングル大帝』と『ライオン・キング』などなど)を交えながらの解説なのでストレスなく読めます。
著作権法の目的は(あくまで日本において)「文化の発展に寄与することが目的である」と明文化されているので、その目的に基づく運用が重要である、と。なるほど。

後半は、パロディと引用、そして芸術の限界と著作権、に関する記述が中心。
デトリタス(detritus:「有機土壌」の意)に関する筆者なりの考察、
「オリジナル、オリジナルと主張するほどの創造性が個人にあるのか」
「我々は先人の作品を土壌にして新しい作品を生みだせるのだし、だからこそ、自らの作品も土壌として人々に返していくべきだ」(共に201ページより抜粋)
といった視点は一理あるなぁ、と。行き過ぎた著作権の主張は、文化の発展を妨げそうだし。
しかし、筆者の言うとおり、著作権の本質的な意義は「創作へのインセンティブ」であるという指摘も納得できるので、創作者の利益は守られる必要があるとも思う。

「著作権というシステムそのものが、全世界規模の壮大な実験である」という筆者のコメントに大きく納得してしまう今日この頃です。

(ヒプホプ好きな諸氏へ、この本では2 Live Crewの「プリティ・ウーマン事件」の話がケースとして出てきます。こんな本で2 Live Crewリーダーのキャンプベルという名前と遭遇するとは思いませんでした)

サンプリングと著作権、とかミックス音源と著作権、とかヒプホプ周りではネックになるトピックだと思うので、引き続き読み漁ろっと…

2007年11月1日木曜日

デザインとは

読みたい本をガンガン処理・消化している昨今、「ただ読んだだけ」にしないためにも、感想を記録することを再開しようと思います。ま、またテキトーに音信不通になりそうですが…。

『デザインのデザイン』原研哉著 岩波書店(2003年)
地中美術館(香川県・直島)でのインスタレーション鑑賞以降、非日常空間としての建築物やデザイン空間、はたまたデザインといった事象に興味が沸きまして、「そもそもデザインとは何ぞや?」というモチベーションで、この本をチョイス。
結論から言うと「良書です」。
自分が思いもしないところまで配慮がされていると気づく瞬間というのは、非常に嬉しいわけですが、それが商品であれ建物であれ、そういった想いが込められてデザインされているという事実を改めて認識できた訳です。
また、その配慮の対象が個人だけでなく、社会や地球規模でのメッセージが込められている場合もあるわけで、「デザインすること」を通じた啓蒙活動でもあると。

「デザインは技能ではなく物事の本質をつかむ感性と洞察力である。」(202ページより抜粋)
とか、デザインと情報に関する件の
「デザイナーが関与する部分は情報の「質」であり、その「質」を制御することで「力」が生まれる。」(209ページより抜粋)
とか、考えさせられるラインだと思います。

11月4日までの「東京デザイナーズウィーク2007」にでも見学に行こうかな。

「魚と水」@渋谷に行きました。
魚が売りのようですが、お刺身は正直イマイチでした。魚の旨味よりも食感が目立つ感じとでも言いましょうか…。お魚の美味しい居酒屋@渋谷、どこか無いかな~