2008年3月30日日曜日

寒の戻り


神戸空港に向かう途中のポートライナーが循環路線であることに気づかず、急いで降りた北埠頭駅にて。
洋上にあるため、クソ寒かった。

帰宅後、これを鑑賞。
『善き人のためのソナタ』(2006年)
体制を疑うことを許されない、「疑うこと」を「疑われる」社会。表現の自由が無い社会。条件反射級の監視のプロが、音楽や愛情に触れ、思想に綻びが生じ始める。
この主人公(国家保安省(シュタージ)局員のヴィースラー)は、信じた道は揺ぎ無く、不器用なまでに信じぬくヒトなんだろうなぁ。その道が由につけ悪しきにつけ。
思想に綻びが見られたシーンとして、エレベータの中のサッカー少年が反体制的な発言をしたときに、すぐに「名前は?」と聞いた直後、「そのボールの名前は?」と聞きなおした場面があった。趣深かったなぁ。

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