2009年7月31日金曜日

飯と光と(3日目)

チェックアウト、ギリギリまで眠る。カーテンを開くと、少し晴れてる。

ランチまで、再びタレルの部屋で空を楽しむ。

直島に行ったときも、前日も曇天だったので、この部屋で太陽を浴びるのは初めて。
再び一時間ほど、ホゲる。ジリジリと肌が焼ける感じと、時折肌を撫でる風の感じが最高。見上げれば、空。
(前日はこんな感じ)

(そして、この日はこんな感じ)

さすが、晴れ男。

その後、四様の御好意で予約をして頂いた名店『小松弥助』へ(そのために朝飯抜いた)。
御店に入るとアットホームな雰囲気。御歳82歳(だったかな)の大将が、明朗快活に握る。前日の乙女寿司が「静」なら、こちらは「動」といった趣。
用意して頂いた席が大将の動きを逐一観察できる席で、じーっと大将の動きに見入ってしまう。てきぱきと仕事を進める様は、まるで踊っているかの様。
出されたお寿司はどれもこれも美味い。印象に残ったのは「雲丹とマグロのとろろ飯」、「バイ貝」。前者は、雲丹とマグロが絶妙なバランスで味が五月蝿くない。量もほどほどで良い感じ。後者は、「おきらいなものは?」と聴かれて「貝類は苦手です。」と答えた私に、「貝、美味いぞ〜。食べてみ。」と言われたのも頷ける。いつも、コリコリとした歯ごたえだけで、特に美味しさを感じなかった貝なのに、ここでは程よい食感と磯の香り。ヤラレタゼ。あ、あと途中で出された水茄子の浅漬け、これも、超美味。もう一欠片食べたいくらい(茄子の浅漬け、俺嫌いなのに…)。白髪葱とトロを叩いた(本当に『叩いた』って感じ)ネギトロの巻物も、穴子の巻物も美味しかったなぁ。
常連さんに出していたお土産もかなり気になる(マグロのづけやキュウリや何かを海苔でくるんで、さらに酢飯と海苔でつつんでお握り状にしたもの)。
スタッフの方も優しくて、金沢行ったら、必ず行きたい御店になりました。(四様、ありがとう!「大西ライオンが来る」は余計だったがな!)

満腹のお腹をさすりながら、東茶屋街まで散歩。街の雰囲気と線香の香りが相まって良い感じ。
前日に買い物出来なかった近江町市場でお土産を物色し、和平の豆板を購入。

その後、再びHot Soul Cargoを探しに駅西本町に行くも、店の亡骸を見つける(だから、店移動したんだって)。
やることがなくなったので、しこたまお土産を買い、飛行機を一便早めて東京へ。

モノレールにのっていたら、ビアガーデン@渋谷東急のお誘い。
そのまま合流して飲む。24時頃帰宅。泥のように眠る。

結論:金沢、最高でしたぁ!!!!

いつか、アリゾナにあるJames Turrellの「Roden Crater」に行ってみたいなぁ。

Shout out to "四様"、"アキ"、”モモくん”

2009年7月30日木曜日

飯と光と(2日目)

7時20分に羽田を発ち、飛行機とバスを乗り継いで9時頃金沢駅に到着。
数多ある美術館が10時開館なので、それまで散策。

10時過ぎ、21世紀美術館へ。
期間展示されている作品の中で、B-BANDJのラップが…。まさかここでB-BANDJを聴くとは。
おなじみ『タレルの部屋』に、1時間ほど籠る(というか空を見ながらホゲる)。平日であまり人がいない、あの空間は最高なり。
その後もしばらく美術館内を散策し、山本基氏による『100の迷宮』にやられる。

これ、全部、塩で出来ています(まだ未完成だとか)。半端なき。

お昼を『乙女寿司』で頂く。そういえば、カウンターで寿司を食べるのって初めてかも。
もうね、何から何まで美味い。今まで食べていたお寿司のほとんどは、まるで『刺身+酢飯』だったよう。
丁寧に調理された魚の切り身とふんわり握られた酢飯の一体感を感じる。
白眉だったのは「穴子」と「きじ海老」。金沢でも、穴子をツメではなく塩とすだちで頂くのは数軒だけだそうで、これが新鮮かつ絶妙。笹の葉にのせて丁寧に蒸された穴子も美味(おかわりしちった。そういえば、烏賊も塩とすだちと胡麻で頂いて美味。これもおかわりしちった)。うなぎをツメで食べるので、それとの差別化という意味合いもあるのかな。きじ海老もしっかりとして濃厚な味わい。あ、鯛の昆布〆も美味かったなぁ…。あ、鯵も…。あら汁も…。し、死ねる…。

レコ屋Hot Soul Cargoを探すも見つからず(後日、四様からラブロの4階にあることが判明。灯台下暗し。)。成巽閣まで散歩し、つくしの縁(てこの原理を応用した建築技法により柱が無い縁側)で昼寝。幾何学模様の屋根裏と静かな緑の庭園が心地よい。
兼六園内も散策。時雨亭で抹茶を頂きながら、さらにボーッとする(ボーッとしすぎて頭が腐るんじゃないか、と一抹の不安)。

メタルスライムに遭遇。

金沢城跡を北上し、everyday recordsへ。一通り掘ってみるが、特にめぼしいものはなく。patrick adamsものとフランスのライブラリーものを試聴。購入に至らず。そのまま近くにあるレコードジャングルへ。前評判通り「なにかありそう」なレイアウト。でも、いわゆる中古レコ屋というよりも古本屋を掘ってるイメージ。「なにもない」ときは、ほんと「なにもない」。何も購入に至らず。さらに、近くの近江町市場にいくも、ちょうど閉店時間どき。

片町に戻り、晩御飯。『アロス』で地の魚を活かしたスペイン料理を頂く。もうね、腹一杯頂く。ほろ酔い加減のまま、ホテルで読書してたら就寝(一日中歩き回ったから、足の疲れが心地よい)。

2009年7月29日水曜日

飯と光と

このままでは特に何もしないまま、夏休みが終わってしまう〜
だが、どこもかしこも天気が悪い。
ならば、屋内でも楽しめるもの。
それは、インスタレーションと食事だ!

そういえば、金沢の21世紀美術館行きたかったんだよな。
そういえば、雑誌PEN(2007年10月号)で金沢の美味しい料理屋掲載されていたなぁ、と。

出発当日と前日の日付を跨ぐ当りから、航空会社のサイトから金沢行きの往復便予約を試みる。
ここで、日付が変わった瞬間、当日分の「早割」が姿を消す(当たり前)。
たった10数分の迷いで6000円を棒に振る(そして、萎える)。

え〜い、ここは勢いだ、とポチッと予約。
その勢い、もう20分前に出しておけば、と後悔。

2009年7月28日火曜日

小トリップ

小トリップなみんな、テーマは『旅』に決まりました。Feel the 旅〜

みたいな感じ。

平日で誰もいない横須賀美術館

目の前は芝生越しの海。誰もいない非日常空間。天気がよければ最高なんだけどね。
美術館のミュージアムショップって好きなんです。気の利いたデザインのプロダクトが置いてあったりするので。
この日も、METAPHYS『VISS』なるネジ型の消しゴムを衝動買い。
美術館内のレストランACQUAMAREでダラッとバスを待つ。このレストラン、夜までやってるみたいだから、夜に来たらいい感じかも。
その後、渋谷に戻るも映画『精神』の上映時間に間に合わず、ヤスコと待ち合わせて晩御飯。そのまま、32016にお邪魔して、軽く飲み続ける。

話し変わるけど、民主党のマニフェストにまつわる云々(「財源は?」「現実性がない」とか)、ホント蛙鳴蝉噪。
これからの話でしょ。しかも、「(その政策は)できる・できない」の話じゃなくて「(その政策を)やってもらいたい・やってもらいたくない」の話じゃないのかな。

なんか、よくいますよね〜。
自分の意見は言わないのに、人の意見にダメだしする人。
「そんなに言うならやってみろ」と言われても大して何もしない人。
(上杉隆氏によると自民党の前回のマニフェストの現状の公約達成率は126ある公約のうち、1桁程度だって)
私に今の与党は、そう映ります。

2009年7月26日日曜日

From Barcelona




嘘です。葛西臨海公園にて。
でも、太陽がそんな感じ。そんな夏休み2日目。

ちなみに前日は炎天下の中、地元の公園の芝生の上で半裸読書。そんな夏休み1日目。

さらにその前日は、仕事後、ヤスコとヒロコと飲み会@新日の基。となりの外国人男性が、女性をお姫様だっこしながら飲んでる。
しかも、丸太みたいなジョッキでビールとか飲んでる。話をしてみると、元水泳選手だとのこと。お尻がもの凄いでかいのに、小股が切れ上がったアスリート尻。半端なき。酔い過ぎて、champに行かないで帰る(ごめんなさい>各位)。そんな夏休みスタート。

2009年7月11日土曜日

ラララララララ、ライブ三昧、

check, one, two. raaap、聞き込む気合い変わらず。


チャイナルーム@グランドハイアット東京で晩御飯後(場違い感満点)、matsuさんとkanaちゃんがballでDJしているというので、
冷やかし半分、にぎやかし半分で御邪魔する。滞在時間の都合上、kanaちゃんのプレイは聴けませんでしたが、
やっぱりmatsuさんのプレイは凄いなぁ。引き出しの数と広さと深さもさることながら、選曲の流れが洗練されている印象。
Hip Hopのパーティということで、そういう趣向がメインとはいえ、それだけではない隠し味が散りばめられたプレイでした。カコイイ。
KawaneさんにCDを頂く(現在、愛聴中)。

その後、なのるやKor-1、更には最近ライブを観て増々やられたstillichimiyaのライブがplugであるというので、そちらへ。

会場でhtcと待ち合わせ。ダラダラ飲んだり、Kor-1と喋りながらライブを待つ。
こういうイベントって何が好きかというと、興味が有る演者さん以外のアクトに魅了されてしまう嬉しい事故があったりするのが好きなんです。
実際、stillichimiyaの前にライブをしていたGEBO氏のライブ(特に捲し立てるような早口ラップ)は面白かったなぁ。feat. AFRA氏で尺の長いライブ。
その後、stillichimiyaの登場。やはりカッコいい。歌詞の世界観、声量、動き、そして、顔。どれをとっても迫力のあるステージング。
田我流氏の直接的な言霊も胸に響く。
そしてオオトリ、なのるなもないのアクト。ステージとフロアの一体感というよりも、演者と各観客が1対1でなのるの世界観を楽しむ雰囲気。やっぱ、なのるのステージは変だなぁ、良い意味で。で、ライブ終了後もそのままKor-1がDJ。リズムはキープしながら、ビート観もしっかりあって、選曲の振れ幅も面白くて踊れる。やっぱりDJ巧いなぁ。Hip Hopの曲をかけなくても、プレイでHip Hopを聴かせる感じ。勉強になります。
ライブ後、stillichimiyaのMMM氏や田我流氏と少し話す。やっぱりストレートでカッコいいなぁ(htcも田我流氏と熱い会話を交わしていた)。
今度、スチャと田我流氏が一緒にライブをやるみたいです。

翌日、

Taro Soulのワンマンライブ@原宿アストロホールを鑑賞。ヨシダ夫妻とhtc(大幅遅刻)とアストロ前で待ち合わせ。
大学時代からの顔ぶれがたくさん。何も言わなくてもみんな集まっちゃうのは、太郎の人柄の賜物かと。
ゲストアーティストもたくさんいて、かなりボリューミーでしたが、一番興味深かったのは、前半と後半の合間に行われたDJ威蔵のギミック。
太郎の楽曲群とは距離のあると思われる、あのルーティーンを太郎のお客さんたちがどう受け止めるのか。
太郎のライブでしか観られない『もの凄い何か』として認識されて、pop musicのフィールドでも新たな化学反応を生む余地があり得るんではないでしょうか(完全な邪推)。
そういう意味で、ガンガンぶちかましてもらいたいです。
太郎の「この次はもっとデカイところでやりたいです」と、アストロがパンパンになって観られなかった(観にくかった)観客への心遣いも泣かせます。
ライブ後、サークルの面々と晩御飯。なぜか、全額奢ってみた。(正直、やりすぎた)

2009年7月5日日曜日

Life is a tight rope,

and I'm dyein' the balance in (Q-Tip "Move"より)

ということで、長らく観たかった『Man on Wire』を新宿で鑑賞。

計画途中の部分で中だるみして眠くなったものの、
主人公のPhilippe Petitのキラキラした目の輝きと、
funnyな違法行為によるエンターテインメントが興味深かった。

帰りに新宿ユニオンで発掘作業。
試聴で気に入ったTerry Nova"Push with Size"を購入。(KOR-1のStrictly Rockers mix cdも)
Disco〜Old Schoolなトラックの上にSoulfulな男性ボーカルが入った変な(だけどカッコいい、トラックだけでもいける)曲。
これはmy classicと思って、帰宅後調べてみたら、Kon & Amirの"OFF TRACK VOL.2 QUEENS"に収録済。且つKon氏のEditで。
俺とKon氏のセンスが似ていた、と前向きに判断。