2008年12月28日日曜日

忘備録 怒涛の来日編

The Roots
2009/1/16(金)~18(日)東京・六本木Billboard Tokyo
サービスエリア 9,000円 カジュアルエリア 7,000円

Q-tip
2009/2/10(火) 東京・渋谷O-EAST 20:00
2009/2/11(水・祝) 横浜BayHall 19:00
7,000円 (税込/All Standing/1Drink別)

Lord Finesse LIVE BAND with very special guest Big Daddy Kane
2009/3/6(金)~7(土)東京・六本木Billboard Tokyo
サービスエリア 8,500円 カジュアルエリア 6,500円

Mos Def
2009/3/16(月)~17(火)東京・六本木Billboard Tokyo
サービスエリア 11,000円 カジュアルエリア 9,000円

これらチケットの強気の価格設定…ストリート文化の範疇を超えたか(悪い意味で)。

2008年12月23日火曜日

2008年のスパイ映画

新宿にて『ワールドオブライズ』を鑑賞。
リドリースコット監督作品は結構好きなので、期待は高まる。前作の『アメリカン・ギャングスター』も相当楽しめたしね。

で、結論から言うと、『…つまんねぇ』。
期待していた大どんでん返しも特に無く、女性から足がつくあたりや、仕込んだスパイにギリギリのところで助けられるあたり、何も新しさを感じなかったなぁ。いろんなシーンがやけに冗長に感じたし。

素直に『WALL・E』観とけばよかったか…

追伸;
The Show観にいけなくてゴメン>たろそ

2008年12月18日木曜日

サッカーが好き

仕事が少し早く終わったので、TOYOTA CUPのガンバ×マンUをテレビ観戦。試合内容としては圧倒的な差をガンバは見せつけられたと思った。日テレ解説者の偏向的なガンバageと、某芸能人への接待と化したTOYOTA CUPの一面を垣間見た気がしました。

件の解説者はことあるごとに、「クラブW杯初」のデータを推すの何の。そもそも「クラブW杯」になったこと自体が最近の話なんだから、「初モノ」も多かろうに。

個人的には、特定のクラブチームが好きというよりも、面白いサッカーが好きなので、執拗に特定のクラブチームをageられると若干引いてしまいます。クラブチームが好きなんじゃなくて、サッカーが好きなもんで、アタクシ。(特定のチームを応援するサポーターの存在を否定する気は全く有りません。むしろ羨ましいと思う瞬間が多々あり)

『サッカーが好き』というスタートから『あるクラブチームが好き』という結論には行き着けると思いますが、『あるクラブチームが好き』から『サッカーが好き』は導けるのでしょうか?

(写真はtelegraph.co.ukより転載)

2008年12月17日水曜日

T.D.S.

といえば、T.D.S.Mob…ではなく、トキオデズニシーに行ってきた。

平日で且つ、雨天なのに結構な人の入り。クリスマス効果か。

ひとつひとつのアトラクションは、技術的には大したことないんだけど、世界観が、小さなディテールの積み上げが『楽しさ』の要因なんだなぁ、と考察。オモテナシの心ですね。
ミラコスタのランチは値段ほどの味ではなかったなぁ。

2008年12月7日日曜日

Good Bye, Martha!!


友人の寿退社に伴い、送別会@汐留。なんだかペントハウスみたいなところで、手作り感溢れるパーティ。素敵です。

そのパーティの前、邪気を高めるために『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』を有楽町で鑑賞。
もうね、最高に面白い。

2008年12月2日火曜日

つぎはぎ


『iPod TouchでWiFiが使えないのは魅力半減だ。』とばかりに仕事帰りにビックカメラで、PLANEX GW-US54Mini2Wを購入。帰宅後、シコシコ設定を開始するも、まずこいつの説明書がMac Userにはかなり不親切。exeファイルありきで話が進んでいってやんの。いろいろとサイトを検索してみても情報はないし…。格闘すること数時間、諦めて不貞寝する始末。

で、結論から言うと、この代物、『ネットワーク接続されているMacに挿せば、無線LANの基地局にはなるけど、WiFiは使えない。』とのこと。WindowsマシンでないとWiFiをしよう出来ないとは。ビックの店員さん、ちゃんと説明してよ…(値段が安かったからまだ良いが)。

サポートデスクに問い合わせだ何だで、結局は(Winマシンで)設定できました。暗号化出来てませんが…(危)。
メインマシンがMacなので、最初からAirMac買っとけば良かったかも。

ということで、つぎはぎだらけのWiFi環境構築完了。ま、勉強ということで。

早速、Bloombergのアプリや、NetNewsWireのアプリをインスコ。
blog読んだりする時間がなかったので、NetNewsWireは非常によいですね。
Bylineの評価も高い様ですが、未だ有料アプリを入れたことがないもんで。

2008年12月1日月曜日

DISCO TWINS & STARCHILD


(Side-A)
A-1:Do That Right(Radio)
A-2:Do That(D.C.Dub)

(Side-B)
B-1:There It Is!(Radio)
B-2:There It Is!(Silent)

MIXでの参加。スタヂオはもちろん、1212Studios。

2008年11月29日土曜日

ジャンルの細分化


音楽ジャンルの細分化が進むにつれて、ジャンル内での専門性が高まる一方で、ジャンルを跨いで音楽を聴くことって少なくなるのかなぁ、みたいな話。
人生における時間の使い方って話にも通じるのかも。
無理してジャンルを跨ぐ必要はないし。でも、自分の知らないジャンルにも面白い音楽がたくさんあったりするし。

『砕け散るジャンルの鉄格子』(Mummy-D)
『全てをひとつにするべく立ち上がるジャンヌダルク、熱さ分からせるジャンル無く』(Comachi)
とか、ふと想起。

そんなこんなタイミングで、クリハラさんにClub IKSPIARIで行われたBreathmarkとDr.Echo-logicのリリースライブにお誘い頂く。Mute Beatの名前だけしか知らないアタクシには、『普段接していない音楽との出会い』とのドキドキ感が(あと、Club IKSPIARI初体験)。『PIANO×DUB』というアルバムのタイトル通りのライブ。朝本氏のピアノにパーカスやドラム、デスクトップ音源、最後に屋敷氏のドラムスと松永氏のベースが重ねられていく。初めて食べた食材よろしく、なんとも形容し難い。
続いてBreath Markのライブ。二羽高次氏の歌詞と歌が独特で非常に面白かったなぁ。(後ろに座っていた女性は、違う意味でツボに入っていた模様)

その後の地どり屋@幡ヶ谷での晩御飯は非常に美味しかったです。

2008年11月24日月曜日

河口湖


富士山を望む部屋から。

河口湖畔にて。

久保田一竹美術館近くの「もみじの回廊」にて。

(テツ達のAnalog★cyndicate、行ってみたかったなぁ。)
帰宅途中、タエちゃんに牡蠣と鮟鱇鍋をご馳走になったり、翌早朝から麻雀したり、パルテノペで晩御飯食べたり…濃ゆい連休だったなぁ。

2008年11月17日月曜日

ストック→熟成

『スパークする思考 右脳発想の独創力 』内田和成著(2008年)
経済学者ヨゼフ・シュンペーターは「イノベーションは既存の生産要素の全く新しい結合である。」と喝破し、アメリカ広告業界でも有名なジェームズ・ヤングも「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせである。」と述べている。俺もそう思う。
しかし、そもそも組み合わせるにも、その組み合わせる要素を認識していなかったり、その要素間に似たような構造を見出せなければ、組み合わせることができないわけで。
で、本作品。前述のヤング氏の作品でいうところの第一段階(資料集め)~第三段階(孵化段階)に、分量が多く割かれていると思われる。つまり、組み合わせる要素を「なんとなく、無理しないで」アンテナを張って集めること。
そして、その要素をなんとなく気に留めつつ、普段の生活の中の問題意識や興味から、要素間に繋がりを見出し、アイデアを生み出す。つまり、閃く。つまり、スパークする。

この本を「良いなぁ」と思う部分として、「う~ん、う~ん」とアイデアを捻り出すというよりも、自然体でふとしたときにアイデアが閃くことを指南しているところかと。

アイデアをつくる、ということを体系的にまとめている(かつ、読みやすい)点では、ヤング氏の『アイデアのつくり方』の方が好きだけど、実際どう取り組むかという視点で非常に参考になりました。

やっぱねぇ、多様なインプットがないとアイデアは浮かびませんよ。

2008年11月3日月曜日

山梨へ


高校の同期野郎6名で山梨へ温泉旅行。
日本酒や焼酎に精通している輩が多いため、持参してくる酒も非常に美味しいものばかり(私は無知)。
肴は近況報告と結婚話。

年齢を重ねるにつれて、こういう仲間と時間の大切さを再認識。
(といいつつ、一番最初に酔いつぶれる)

それにしても、宿の布団、薄かったなぁ…

追記;
帰りの勝沼ぶどう郷駅でユミコ夫妻と遭遇。お互い同じワイナリーにいた模様。
ともすると、風呂まで一緒だったかも。すごい偶然だ。

飲んだ酒メモ
・会津喜多方 笹正宗(純米吟醸):生酒、非常に飲みやすい。
・はちまん ろかせず(芋焼酎):濃厚な芋の香。お湯割りが最高に美味。

2008年11月1日土曜日

インターフェイス


ある夜、2年半愛用していたiPod nano(初代)の液晶画面が割れていた(お尻のポケットに入れていて、尻圧による事故)。

音楽再生は可能だが、選曲は不可能。実質的にはiPod Shuffle。
音楽のない生活は慣れないので、ストレスが溜まっていった。

そんなある日の夜、クリハラさん家でiPhoneを弄らせてもらった(メインはウイイレ)。
直感的な動作・インターフェイスに感銘を受け、翌日即座にiPod touch(第2世代)を購入。

まだ使いこなせてはいませんが、こいつぁ完全なる『凄いおもちゃ』!
私の携帯電話に搭載されているタッチパネルとは似て非なるインターフェイス。
もうね、明らかなセンスの違いとセンスの具現化を感じるわけですよ。

こんな『おもちゃ』が幼少の頃からある世代と、こういった『おもちゃ』に慣れていない世代では、確実に「直感的なインターフェイス」の意味が変わってきますね。
いや~凄いよ~ホント。

それにしても、B&Oのイヤフォン、iPodとの相性悪いなぁ。音が薄すぎる…。

2008年10月4日土曜日

GOLDFINGER'S KITCHEN 2008


この日観に行った模様が11月1日にDVDで発売になるそうな。
カメラいっぱいあったんなら、あの日、スクリーンとかで見せればもっと良いイベントだっただろうになぁ。

2008年9月23日火曜日

BBQ@新丸子


旧知の人からはじめましてな人もミックスしてBBQ。
怒涛の雷雨があるまでは最高な夏休み(最終日)でした。
そのせいで、数多のCDが流されました…。iPodに入れて持っていけば良かった…。

2008年9月21日日曜日

Back to "日常"


旅はここでおしまい。
CDGは本当に素敵な空港だなぁ。

2008年9月20日土曜日

Lisboa


次はブラジルでお会いしましょう。


西日射すサンジョルジェ城公園にて。


夜はジョゼ・アルバラーデで、シモンやポスティガのプレイを観戦。

2008年9月19日金曜日

Sevilla→Lisboa


アルカサルにて。雲ひとつない空の下、緑溢れる庭園でビール。
旅の終わりを惜しみ始めた頃。
良い意味で期待を裏切られた街セビリアを後にし、バスで8時間かけてリスボンへ。

途中、休憩のために停まった街でビールを片手に、リスボンでのサッカーの試合日程を確認。
(でも、載ってなかった…結局リスボンのホテルで確認)

2008年9月18日木曜日

Sevilla

2008年9月17日水曜日

Granada→Córdoba


翌朝、アルハンブラ宮殿を見学。写真はアルハンブラ宮殿から眺めるアルバイシン地区。
その後、コルドバに移動し一休み。

2008年9月16日火曜日

Málaga→Granada


曇りがちな英国を離れ、太陽がまぶしいイベリア半島の南部のマラガへ。
旅の都合上、わずかな滞在時間でしたが、リゾート感溢れる街でした。
その後、グラナダへ向かう。

夜はホテルのテレビにて、欧州CL「バルセロナ×スポルティング」を観戦。

2008年9月15日月曜日

Giant's Causeway


今回の旅の目的地。
北アイルランドは英国領であることをすっかり忘れてた…。


右上の方に全男性が憧れるくらいのモノがそそりたっております。

やはりデカイ。

2008年9月14日日曜日

Breakfast in London


ロンドンに着き、飲み明かして迎えた朝。モモコ宅にて。

2008年8月9日土曜日

逗子→恵比寿

最近憑依されている「せっかくの休日、何かやらなくちゃ病」により、昼過ぎに出かける。
かねてより行ってみたかった神奈川県立近代美術館葉山館へ。
湘南新宿ラインに揺られること1時間近く。逗子に近づくにつれて文字通り雲行きが怪しくなり、到着する頃にはゴロゴロと雲が鳴り始める。
逗子駅からバスに乗ること約20分で到着。美術館の後ろには山、目前には海。

レストランに入り、ナッツたっぷりのシフォンケーキを食べながら、雷鳴轟く海をしばし眺める。
ボケ~っとホゲる。というか、空が落ち着くのを待つ。

大学時代のサークルの先輩や同期が逗子海岸の海の家でDJをしていたので、そちらへ移動。
時間も時間だったし、天気もイマイチだったので、賑わいは少なめ。
海風を浴び、ビールを飲むという、夏らしい時間を過ごす。

グリーン車の乗車券を買って、帰京。が、思った以上に混んでいない模様。
グリーン車は自分以外誰もいない。プラス600円なら全然ペイする快適空間。

夜、恵比寿で友人夫婦と待ち合わせし、中国茶房で食事。
北京ダックが4000円以下で食べられるとのこと。種類がたくさんある水餃子も1皿3個で105円。
CPは結構高く、お腹いっぱいになる。というか、食べ過ぎて吐きそうになるくらい。
膨らんだお腹を擦りながら、24時頃帰宅。

2008年7月21日月曜日

レコジャケを手にしながら

「ものを探す」という行為は時間とお金のトレードオフなところがありまして、
学生時代のように結構な時間をレコ屋に費やすことが難しくなってきてしまったようです。
個人的には、めっきりオンラインレコードショップの利便性が当たり前になってきておりますが、お店に足を運んでレコードをチェックする行為も非常に楽しいもんです。

ということで本日の釣果。

Grant Greenは盤質が良かったので買いなおし。
Ross Carnegie & Co."F. Minor Disco"が買えたのは嬉しかったなぁ。

夜は幼馴染のホームパーティに招かれ、
子供たちと花火をしたり、汗だくになりながら走り回ったりして充実した時間を過ごせました。

2008年7月20日日曜日

山形初訪問(2日目)

翌朝、目が覚めるとクーラーの直下で寝ていたためか、人生初の肩こりに見舞われる。
思いっきり、肩が痛い。

朝食を頂き、車で上杉城史苑へ。
山形に来て、初の観光らしいことを。
隣接する建物がなかなか格好良かったので、チェック。

が、なんだか混雑しており、暑さから逃れたい方々の退廃的なムードに包まれていたため、退去。
城跡をうろうろしたりして日光浴を満喫。

山形最後の食事となるランチは、『肉のグッド』へ。

なんでも、この店は米沢牛の中でも未経産牛のみを使用しているとのこと。
通された個室がタバコ臭かったのが残念だったけど、お肉は非常に美味しゅうございました。調子こいて米沢牛亭逸品料理を頼んでみた。

お米も果物も牛も酒も蕎麦も豆腐も美味しかった山形。
次回は銀山温泉か庄内の方面を攻めてみたいです。

渋谷の夜も楽しかったんだろうなぁ

2008年7月19日土曜日

山形初訪問(初日)

山形に住む高校の同期を訪ねた。
東京駅地下のGranStaで日本酒と肴を買い込み、新幹線に乗車。
山形へ向かう途中、福島沖の地震に遭いしばしの停電。

山形に到着する頃には、日本酒が1本空いてる。ベロベロ
山形は天童に到着すると、同期の手配により御蕎麦屋『吉里吉里』へ。

このお店、何を食べても美味しい。秘伝豆の寄豆腐、秘伝豆の豆腐の味噌漬(グリーンペッパー和え)、鰊のやわらか煮、十割蕎麦に日本酒。
非常に美味しいのに価格もひっじょうに良心的。(個人的には豆腐の味噌漬は皿まで舐めたくなるくらい美味しかった。ていうか、舐めた。)
その後、酒が大好きな同期のために秘蔵の酒屋を訪ねる。
曰く、「東京にもほとんど出回らない銘酒が定価で売ってる!!」とのこと。いくつかオススメをしてもらい、結構散財。

酒好きの同期の喜びっぷりは、レアなレコードがどっさりと眠る廉価なレコ屋に出会ったときのような感じ。

そして、宿へ。
さっそく酒を呑む(上喜元の赤ラベルで幕開け)→風呂に入る→米沢牛の鍋を堪能する。ああ、至福の瞬間。
夜は同期持参の高校の頃の映像を観ながら酒浸り。
正確にいうと素面では観ることができないので、酒がガンガン進む。ああ、生き地獄。

気づくと夢の彼方へ。

2008年7月18日金曜日

inBUSINESSが2歳に。

強力な生音フォンクを携えて、豪華演者陣による最強フォンク空間を構築してきた"inBUSINESS"が2周年を迎えました。パチパチパチィ~
BLACK BELT JONES DC氏によるデザインの記念Tシャツも製作。カコイイ

5年、10年と東京の夜を焦がし続けて欲しいなぁ。
(でも、今回、私用で行けないんです、アタクシ…)

2008年7月13日日曜日

コレ観てモチツケ


「Earth Conscious」という美名の下に思考停止に陥らせる人に対して、
疑ってかかった方が良さそうですな。

普段は機動力のないお上も、こういう問題のときだけは機動力が良いのはなんでなんでしょ?
『地球と一緒に頭も冷やせ! 温暖化問題を問い直す』ビョルン・ロンボルグ著(2008年)
これでも読んで頭冷やします。
昔、環境論のレポートで環境問題に懐疑的なレポートを書いたら、点が悪かったなぁ。

2008年6月16日月曜日

音浴


下北沢のCITY COUNTRY CITYで行われたmidnight themeでのmemorystormのリリースパーティにて。
エンジニアのカサイ氏もライブに参加し、いつも以上に音の輪郭がはっきりしたライブを鑑賞。
改めて、リリースおめでとう!!

photo by miharu

(追記)
memorystorm、今年のFUJI ROCKにも出演決定!!

2008年6月14日土曜日

声の輪郭

申し訳ナイト@UNITへ。

お客さんの多様さに少しビックリ。
噂されていた嶋野百恵 feat.Mummy-Dによる"Lesson"も観ることができ満足満足(この曲好きなんです)。
いろんな人のステージングを観ていて、Mummy-D氏の声の聞き取りやすさが抜群だったのが印象的だったなぁ。歌詞聞き取れないと、ゲンナリしちまうもんで。
嶋野百恵 feat.Mummy-D "Lesson"

2008年6月8日日曜日

エコエコ

『偽善エコロジー』武田邦彦著(2008年)
「クールビズ」とか「チーム6%」とか大嫌いなんですよ。なぜか。そもそも「地球が温暖化している」ということさえアカデミックには結論付けられていないし(最近は平均気温が低下しているというデータもあるし)、裏側に見える「光熱費削減」とか「衣料消費喚起」が透けて見えるので。というか、(仮に温暖化しているとして)根本的な解決に向けての策だとは到底思えないのに、このエコブーム。違和感を感じる。
無論、資源の有効活用をすることは非常に意義のあることですが、資源リサイクルをするために、リサイクルをしない場合以上の資源を用いることって本末転倒ではないかと。
本作は工学博士である武田教授が、アカデミックな見地から、分かりやすい言葉で社会に跋扈する嘘を(紳士的に)斬り捨てて行く。
例えば、
検証「レジ袋を使わない」→判定「ただのエゴ」
検証「温暖化で世界は水浸しになる」→判定「ならない」
検証「洗剤より石けんを使う」→判定「よくない」
時折挟まれる武田教授の意見に納得できないところもありますが、検証プロセスと結果はきちんとしており、論理的に説明がなされていると思われる。
「地球環境を悪化させていますよ」と事実と異なる言い草で消費者を脅すエコ・ビジネスには慎重な姿勢をとるべきかと。
Fuck、排出権取引。

2008年6月4日水曜日

知的誠実な良書

『まぐれ』ナシーム・ニコラス・タレブ著(2008年)
大学院時代の科学哲学ゼミ合宿は今でも強烈に印象に残っている。「演繹と帰納」、「真である言明とは何か」とか、普段何気なく用いている理論にも突然として破綻する可能性を秘めていることとか、当たり前だけど忘れがちなことだよなぁ。ポパーとか、ラカトシュとか、ファイヤアーベントとかの名前を、本作を読みながら思い出したっけ。
本作はパッケージングによって対象が金融関係者に限定されそうですが、内容は決してそうではなく、「めったに起きないけど影響が大きい現象」に対する考え方や、文学、哲学、生物学、数学、心理学のトピックをタレブ氏の論理で紡いでいく、非常に知的刺激を得られる良書だと思う。昨今稀に見る枚数のポストイットを本書に張りました。