2008年1月7日月曜日

寒中見舞い申し上げます。

年末年始、特にどこにも行かずに家でゴロ〜っと過ごし、料理作っては失敗し、
改めて己の体温の低さを感じました。(テレビつまんなかったなぁ、吉本関連を除くと)
そら、どこかに「動く」というリスクを冒さない限り、「面白体験」というリターンは無いか。
というわけで、
本年も変わらず、宜しくお願い申し上げます。
今年は動きます。

(1月2日の麻雀大会が面子不足で中止になったことが悔やまれます。嗚呼。)


以下、年末年始の記録。

【読んだ本】
『パラダイムの魔力—成功を約束する創造的未来の発見法』ジョエル•パーカー著(1995年)
内田和成氏が大推薦していたことと、立ち読みしてみたら大学院時代に学んだ科学哲学でお馴染みの名前(トーマス•クーン)が出てきたのでこれをチョイス。
普段から当たり前と見なしている前提条件が、パラダイム•シフトと共に弊害となることが歴史上多々あった。それは天動説と地動説みたいに科学における事例もあるし、ビジネスに関わる事例もこの本では幾つも上げられている。
その前提条件を疑う視点を忘れないでいることと、「ひょっとしたらパラダイム変わってきてんじゃないの〜?」みたいな直感を培って行くことが大事なんだな。これって「クリティカル•シンキング」にも通じる話だね。
科学哲学を学んだときに、「(科学的に)真であること」や「(科学的に)正しいこと」が、容易く覆されてきた歴史に触れ、「真であること」の難しさや「論理の強力さ」に感動したっけ。そんな感動を科学に留まらない思考法にまで一般化して纏められたこの本は、やはり名著だと思うなぁ。「知的リベラル」を養うためにも、常に傍に置いておきたい本です。

【観た映画】
『間宮兄弟』森田芳光監督(2006年)
テレビで深夜にやっていたものを録画してダラ観。なんでしょう、鑑賞後のこの嫌悪感。冴えない兄弟と自分の冴えない部分が重なった故の嫌悪感か。それを楽しむのを意図されているのか。う〜。女性を誘う積極性も、兄弟間の反省会でご破算になってる気がする。というか、世界がこの兄弟で閉じてる気がする。
このインタビューを読む限り、「ハートフル•コメディ」を意図しているようだけど、この兄弟の行く末を考えるとそんな悠長なことは言ってられない気がします。くわばらくわばら。(あ、沢尻エリカのモノポリー奉行っぷりに萌える映画なのか。)



『大日本人』松本人志監督(2007年)
DVDを借りて鑑賞。いろんなコントで観られる松本人志氏の笑いのセンスが垣間みえ、そのひとつひとつは面白かったけど、映画全体で観た時は正直楽しくなかった。氏曰く「日本に対する思いが詰まっていますね。」とのこと。その思いがスッと入ってこなくて、未だにその思いを汲めたのか不明です。「観れば観るほど楽しい」ってこういうことなんだろうか。






【食べたもの】
『鬼亭』@渋谷
二人で結構肉(鶏肉中心)食べて約10000円。入店が遅かったので品切れのメニューもちらほら。注文できたメニューも女将さんが焼き方•食べ方を指南してくれ、美味しく頂くことが出来る。
今度は鍋食べに行こうっと(鍋は要予約)。
その後に行ったbreakthroughで、DABO氏がかけた新旧CrooklynDodgersが今年のお年玉になりました。

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