2008年5月30日金曜日

映画っつーか、何つーか

『ブリッジ』(2007年)
先進国でも有数の自殺大国・日本。その中でも有数の自殺の名所・青樹ヶ原樹海に定点カメラを置くようなドキュメンタリーとでもいいましょうか。米国のゴールデンゲートブリッジも米国有数の自殺の名所。そこに定点カメラを1年間設置し、自殺を決行する瞬間と、自殺者の遺族や友人、自殺に失敗した本人へのインタビューで本作は構成される。
映像は淡々と進んでいく。まるで自殺が自分(や自分の属する社会)とは別のところで行われているかのよう。監督の意図は「自殺という問題の問題提起」だったようなので、世間の注目を集めるという意味では成功したんだと思う。
でも、何でしょう。この消化しやすい鑑賞後の感じは。この映画を通じて、想像を超えるような何かを得ることが出来たであろうか…(ま、俺の問題か)。

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