2009年4月5日日曜日

BRUTUSな1日

もとを正せば、吉岡徳仁氏監修の空間を楽しむのが今回のカルティエの特別展『Story of...』に訪問する目的でした。ハイ・ジュエリーに対しては、宝石採掘にまつわる搾取の歴史もありネガティブな印象なんですが、工芸品という視点で考えると興味深いんです、ハイ。

ということで、上野の東京国立博物館で展示されている『国宝阿修羅展』と『Story of...』に行ってきました。
桜の開花時期と天気にも恵まれ、阿修羅展の45分待ちの行列も全く苦ではない。むしろ、酒飲みたい気分。
ほどなくして入場し鑑賞開始。印象的だったのは、やはりメインの『国宝 阿修羅とその世界』シリーズ。
八部衆と十大弟子像の展示に圧倒され、その後に現れる阿修羅像の華奢さに心魅かれる。
会期中、ここのパートは展示内容が変更されるらしく、再度訪れたい感じ。
物販で売り切れていた阿修羅Tシャツも欲しい…

引き続き、表慶館に移り『Story of...』へ。
暗めの部屋の中、きらびやかな作品に圧倒される。頭の中では「石、でけぇ!」とか「高そう!」とか下世話なことしか考えていませんでしたが、終盤に流されていたジュエリーの制作過程の映像は見入ってしまいました。あれだけ、手がかかっているんだから、そらン百万もしますよ。
印象に残ったのは、ロードナイトに彫刻を施した『座っているブタの彫刻』かな。色の生々しさが半端ねぇ。

そのまま、大好きな法隆寺宝物館でチリン。(ここの第2室が最高)
資料室から見える景色も好きなんです。特に秋は銀杏が奇麗です。

そのあとは、ガンコでひたすら飲んで、さらにプロントでも飲んで解散。
結構ヘビーに飲んだかも。

ちなみに、どちらの展示会も、今月号のBRUTUSで特集されております。
予習にはばっちりかと。

あ、海洋堂特製の阿修羅フィギュアの注文、忘れてた…

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