2010年3月5日金曜日

高野山(二日目)

朝5時過ぎに起きて、朝風呂。6時から、福智院の朝のお務めに備える。
お務めが始まると、小一時間、読経、焼香と説法。密教文化に触れる。
お務めが終わると、本堂の戸が開けられ、愛染庭を間近に見ることができる(写真撮れたのかな)。本堂から眺める庭も趣があって良い感じ。
部屋で朝食を頂き、しばし蓬莱遊仙庭を眺めながらホゲを小一時間。

荷物をまとめ(花粉症対策をして)チェックアウトをし、いざ奥の院へ。

途中、清高稲荷大明神に寄り道。幾つもの鳥居を抜けると、静かな稲荷社が。ここも良かったなぁ。

で、程なくして奥の院の入り口となる一の橋に到着。ここからはひたすら杉林と墓所が続く。
この日は雨上がり直後の晴れ間だったこともあって(かつ平日の午前中)、空気が澄んでいて人がいなくて物静か。
弘法大師御廟まで、小一時間近く、この静かな道を歩く。

途中に、有名な武将の墓所だったり、現存する有名企業の墓所だったりがあり非常に多くあり、この高野山が如何に尊ばれているかを目の当たりにする(いや、ホントいっぱいあんだって。ご参考)。
ここからがこの旅で感じた本質ですが、まだ車も電車も無い時代に、この山奥に、これだけたくさんの武将が、この地にお墓を設けたっていうことは、弘法大師に対する尊敬の裏返しなわけで、弘法大師ってどんだけすげぇんだよっ?!っていう…(勉強不足)
しかも、今も尚、その教えを後世に残して行くシステムが存在している訳で。いやぁ、宗教って凄いね(いろんな意味で)。
割とライトな気持ちの社会科見学のつもりが、大怪我ですよ、これは。お邪魔して、すいません、ホント。

と、メンタルにダメージを負いながら、Tシャツの汗を感じつつ、弘法大師御廟手前に到着。
御廟橋以降は撮影禁止なため、写真はとれませんでしたが、空気はますます張りつめて、ますます澄んでる感じ(怖いくらい)。
燈篭堂を見学し(その名の通り、多数の燈篭が天井一面にびっしりと並べられ、暖かく、荘厳な雰囲気を醸してた)、最深部に祀られている弘法大師の御廟を見学。ただ、森の中に佇んでいるだけなのに重厚な雰囲気。高野山の信仰の心臓部故、それもそのはず。
一通り見学を済ませ、下山(山じゃないけど、それくらいのスケール)。
行きとは異なる道で下山したんだけど、そこにも有名企業の墓所が多数。改めて、高野山の、弘法大師の偉大さを認識。

お土産を買って、(高野山を)下山。新大阪までの道のりは、行きよりも時間がかかったような気がするのはなんでだろ?
予約してた便を早めて、18時過ぎ帰宅。
晩御飯食べて転寝してたら、breakthroughを寝過ごし、翌朝9時に健やかに起床。行きたかったなぁ。

(高野山へ行かれる方へ)
少なくとも、2日間有効の高野山の寺院の共通チケット1500円は、かなりお得なので、それを使われることをお奨めします。どこに売っているか、私には分かりにくかったので、高野山駅に着いたら、早速、金剛峯寺に向かって、こちらで購入されると良いかと。
バスの1dayチケット800円は、1日で全部回りたい人にはお奨め(でも、全部歩けるっちゃぁ歩ける距離)。

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