2006年12月28日木曜日

Fuckなシステムからの脱走


『裸足の1500マイル』を鑑賞。マイク5本モノ。オーストラリアの原住民であるアボリジニと、入植してきた白人の混血児が「白人化政策」の名の下に隔離され、数世代という時間をかけて白人化していき、アボリジニという民族を抹殺していくという、かつてのオーストラリアでの実話を元に作られた作品。

主人公の子供3人が隔離施設に強制収容され、耐え難い「白人化教育」を施される。程なくして脱走を行い、1500マイル(2400km)離れた故郷を徒歩で目指す(しかない)。1500マイルって言ったら、東京―サイパン間が2400km(1500マイル)。それを強い意志の下、90日で帰郷する。俺なら1年かけても歩けない自信がある。
何に一番グッときたか。それは「耐え難いシステムに命懸けで反抗する根性」と「途方も無い困難にも負けない行動力」。平易に言うと「強い意志」だけど、このレベルの「強い意志」なんざ、並大抵の「強さ」ではないよ。主人公の14歳という年齢を考えれば尚のこと。自分にまだまだ欠けている部分だと痛感している故、益々胸に響く。

「耐え難いシステムからの脱走」モノという意味では名作『ショーシャンクの空に』と同じ構造かも。こちらはもう少し頭使ってる感じだけど。

このテの作品に滅法弱いんだ、俺。

0 件のコメント: