2007年11月1日木曜日

デザインとは

読みたい本をガンガン処理・消化している昨今、「ただ読んだだけ」にしないためにも、感想を記録することを再開しようと思います。ま、またテキトーに音信不通になりそうですが…。

『デザインのデザイン』原研哉著 岩波書店(2003年)
地中美術館(香川県・直島)でのインスタレーション鑑賞以降、非日常空間としての建築物やデザイン空間、はたまたデザインといった事象に興味が沸きまして、「そもそもデザインとは何ぞや?」というモチベーションで、この本をチョイス。
結論から言うと「良書です」。
自分が思いもしないところまで配慮がされていると気づく瞬間というのは、非常に嬉しいわけですが、それが商品であれ建物であれ、そういった想いが込められてデザインされているという事実を改めて認識できた訳です。
また、その配慮の対象が個人だけでなく、社会や地球規模でのメッセージが込められている場合もあるわけで、「デザインすること」を通じた啓蒙活動でもあると。

「デザインは技能ではなく物事の本質をつかむ感性と洞察力である。」(202ページより抜粋)
とか、デザインと情報に関する件の
「デザイナーが関与する部分は情報の「質」であり、その「質」を制御することで「力」が生まれる。」(209ページより抜粋)
とか、考えさせられるラインだと思います。

11月4日までの「東京デザイナーズウィーク2007」にでも見学に行こうかな。

「魚と水」@渋谷に行きました。
魚が売りのようですが、お刺身は正直イマイチでした。魚の旨味よりも食感が目立つ感じとでも言いましょうか…。お魚の美味しい居酒屋@渋谷、どこか無いかな~

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